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2025年6月17日

住まいの湿気対策で、梅雨時の不快感やカビのお悩み解消!

6月も中旬を過ぎ、日本列島の各地で梅雨入りのニュースが相次いでいます。
長雨が続くと家の中に湿気がこもりやすくなり、ジメッとした不快感や、においやカビに悩まされることも……。
梅雨を少しでも快適に過ごすために、住まいの湿気対策を強化しましょう。

「換気」は湿気対策の基本

家の中の湿度が高いと感じたら、窓を開けて、室内の換気をこまめに行いましょう。
室内の換気をするときは、1カ所の窓だけを開けるのではなく、部屋の対角線上にある2カ所の窓を開けるのが効果的。一方の窓から、もう一方への窓へと風が抜ける通り道ができることで、部屋全体に新鮮な空気が行きわたるようになり、湿度も下がりやすくなります。

もしも室内の対角線上に窓がない場合や、1カ所しか窓がない部屋の場合は、扇風機やサーキュレーターを窓に向けて送風するとスムーズに換気できるようになります。

エアコンの除湿機能や除湿器を利用する

屋外の湿度によっては、窓を開けて換気を行うと室内に湿気が入り込み、かえって不快になることがあります。そんな場合は窓を閉めた状態で、エアコンの除湿機能や除湿器を利用するようにします。

室内が蒸し暑いときには、エアコンを冷房にするか、それとも除湿にするかで迷いがちですが、エアコンの冷房運転時は冷房と除湿を同時に行っているため、冷房にすればOKです。ただし、最近の住宅は断熱性が高いためエアコンが効きやすく、設定温度に到達すると冷房と除湿が同時にストップしてしまう場合があります。その際は除湿運転を行うようにして、快適な室内環境を保ちましょう。

洗濯物の部屋干しは避ける

雨の日が続くと、ベランダなど屋外で洗濯物を干せないので、部屋干しをする人も多いと思います。
部屋干しは、天候や時間帯を選ばずに洗濯物を乾かせるため便利ですが、洗濯物の水分が空気中に放出されるため、室内の湿度が多くなってカビやダニが発生したり、においの原因となることもあります。
湿気の多い梅雨のシーズンは、なるべく部屋干しを避けて、浴室乾燥機や洗濯乾燥機などを利用するとよいでしょう。

浴室は入浴後に素早く乾かす

家の中でも、特に湿気がこもりやすいのが浴室です。湿気によるカビやにおいを防ぐために、きちんと対策を行いましょう。

具体的には、浴室を使い終わったら浴槽の栓を抜いてお湯を流すか、残り湯があれば蓋をして湯気の発生を抑えます。浴室の床や壁にはカビが好む皮脂や垢がついているため、これらを熱いシャワーで洗い流してから、冷水のシャワーで浴室全体の温度を下げて乾燥しやすくします。さらに余裕があれば、浴室用スクイージ(水切り)で床や壁に残った水滴を取り除きましょう。

浴室から出た後は、浴室の換気扇を回して換気します。このとき、浴室の窓や扉を開けたりせず、空間を密閉すると乾くまでの時間を短縮できます。浴室の換気扇は、基本的に入浴中以外は常時つけっぱなしにしておきましょう。

・靴箱やクローゼットには除湿グッズを
靴箱・クローゼット・押し入れなどは風通しが悪く、湿気がこもってカビやにおいの発生源となることがあります。
そこで、扉を開けっぱなしにして風を通したり、隅に除湿剤を置いたりする湿気対策を行いましょう。除湿剤がない場合は、くしゃくしゃに丸めた新聞紙や、食品についている乾燥剤(シリカゲル)などで代用してください。

・梅雨時でも気持ちよい住環境に!
住まいの湿気がひどいと不快な気分になるだけなく、家族の健康や建物の寿命に影響を及ぼすおそれもあります。ここで紹介した湿気対策を行って、健やかで快適な住まいを実現してくださいね。

 

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