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2025年11月5日

快適な暮らしを叶える住まいの「適正なサイズ」とは?

家や土地探しをしていて、「そもそも家ってどれくらいの広さがあればいいの?」と疑問に思う方もおられるのではないでしょうか。
広すぎる家は維持管理が大変ですし、狭すぎる家はプライバシーを確保しづらいもの。家族みんなが快適に暮らせるよう、我が家に合ったサイズを見極めるヒントを紹介します。

必要な部屋数は?

家の中で、家族が思い思いに過ごすための部屋。必要な部屋の数が分かれば、家の大まかなサイズも決まってきます。
部屋数の基本は「LDK」+「主寝室」+「子ども部屋」ですが、ライフスタイルによっては「書斎」や「ゲストルーム」、「多目的ルーム」などの部屋を加えることもあります。戸建て住宅に多い3LDKLDK3つの部屋)なら住宅面積は7090㎡程度、4LDKなら90㎡~110㎡程度が目安です。
なお、子どもが2人以上いる家庭では、人数分の子ども部屋を用意するのではなく、広めの1部屋を分けて使う方法もあります。子どもの年齢差や性別などに応じて判断しましょう。

 

【部屋数に応じた住宅面積の目安】

1LDK 40㎡~50㎡程度
2LDK 50㎡~70㎡程度
3LDK 70㎡~90㎡程度
4LDK 90㎡~110㎡程度

 

 

必要な住宅面積は?

 

国土交通省は、住宅に関する施策をまとめた「住生活基本計画」において、世帯人数別の住宅面積の目安(居住面積水準)を示しています。
それによると、3人家族が住む家の場合、健康で文化的な住生活のために最低限必要とされる「最低居住面積水準」は40㎡。多様なライフスタイルと豊かな住生活を実現する「誘導居住面積水準」は、都市部(都市居住型)で75㎡、都市部以外(一般型)で100㎡となっています。家や土地探しで気に入った物件の広さが十分かどうか分かりづらいときには、こうした目安を参考にするのもよいでしょう。

【住生活基本計画による居住面積水準】

世帯人数 最低居住面積水準 誘導居住面積水準
都市部

(都市居住型)

都市部以外

(一般型)

居住面積

(㎡)

単身 25 40 55
2人 30【30 55【55 75【75
3人 40【35 75【65 100【87.5
4人 50【45 95【85 125【112.5
5人 57【42.75 109.3【99.75 142【130.6

※【】内は、35歳児が1人いる場合の面積

 

家族構成の変化も考慮して

家のサイズを考える上で忘れてはならないのが、5年後、10年後の家族構成です。妊娠・出産で家族が増えたり、子どもが進学や就職で家を離れたり、両親と同居したり…と、ライフイベントに伴って家族の人数が変われば、生活もいろいろと変わってきます。こうした可能性を視野に入れつつ、適切な部屋数や広さを検討しましょう。

 

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