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2025年7月16日

住まいの設備「宅配ボックス」を検討する際のポイントは?

 

宅配ボックスといえばマンションの共用施設というイメージがありますが、最近では配達時間を気にせず荷物を受け取りたいというニーズが増え、戸建て住宅でも宅配ボックスを導入するケースが増えています。
そこで今回は、宅配ボックスを検討する際に押さえておきたい、宅配ボックスのタイプ別の特徴や、選び方のポイントを紹介します。

宅配ボックスの主なタイプ

戸建て住宅に設置できる宅配ボックスには次のようなタイプがあります。それぞれの特徴を知って、自分の家に合ったタイプを選択しましょう。

・簡易タイプ
取り付けの工事が不要で、使う時だけ玄関先や門柱付近に設置するタイプ。布製やプラスチック製の軽量なものが多く、ワイヤーやチェーンで固定します。簡易というだけあって、据置や埋込タイプなどより防犯性は劣りますが、宅配ボックスを常時設置するスペースの余裕がない場合や、低予算で手軽に導入したい場合におすすめです。

・据置タイプ
ボルトや専用のポールなどを用いて床面に固定するタイプ。取り付けに工事が必要ですが、DIYで設置可能な商品もあります。また、大容量サイズが多く揃っているため大型の荷物を受け取る人にもおすすめです。設置にはそれなりの広さが必要となり、よく考えずに取り付けると動線の邪魔になることもあるので注意しましょう。

・壁付タイプ
門塀や住宅壁などの壁面にボルトで固定します。床面とは違って狭いスペースでも比較的設置しやすく、腰から胸くらいの高さに取り付けると荷物の出し入れもスムーズです。取り付けに工事が必要です。

・壁埋込タイプ
門塀や住宅壁などの壁面に埋め込んで設置するタイプです。埋込なので、上の壁付タイプのような出っ張りが少なく、見た目がスッキリと仕上がります。壁の埋込工事が必要となるため、取り付けの費用が高めです。

・住宅貫通タイプ
住宅壁を貫通して設置するタイプです。住宅壁の外側から荷物を入れると、内側で受け取れるようになっており、居住者は家から一歩も出ずに荷物を取り出せて便利です。壁の貫通工事が必要となるため、取り付けの費用は高めです。

・機能門柱タイプ
宅配ボックスやポスト、インターホン、表札などが一体になった機能門柱。複数の機能が一つにまとまっているため、門まわりがスッキリとして統一感のある印象に仕上がります。取り付けに工事が必要です。

 

宅配ボックスのタイプや製品選びのポイントは?

宅配ボックスを使用する状況によって、使いやすいタイプや商品が変わってきます。

・後付けか、新築時に取り付けるか?
いつでも導入できる簡易タイプや、スペースさえあれば設置しやすい据置タイプ・壁付タイプなら後付けが容易ですが、工事が複雑になりがちな壁埋込タイプ・住宅貫通タイプ・機能門柱タイプは後付けが難しく、新築やリフォームのタイミングで導入するケースがほとんどです。

・ボックスの容量は?
宅配ボックスの容量が小さいと、大型の荷物や複数の荷物が届いた場合に使用できなくなってしまいます。通販でよく購入する商品のサイズをイメージするなど、生活に合った容量を選びましょう。

・錠のタイプは?
荷物を取り出す際にカギを差し込むシリンダー錠、カギ不要のプッシュボタン錠やダイヤル錠、スマホアプリと連動したスマートロックなどがあります。使い勝手はもちろん、カギや暗証番号の管理方法なども含めて検討するようにします。

・押印機能はあるか?
宅配ボックスによっては、内蔵のハンコで押印できる機能を備えた製品もあります。基本的に、宅配ボックスや置き配では押印・サインが不要とする業者も多いのですが、あれば便利な機能として検討してもよいでしょう。

・設置スペースは?
宅配ボックスを玄関先に設置すると、宅配業者が敷地入口から玄関先まで立ち入ることになり、防犯面が気になるという人も。業者の敷地内への立ち入りを避けたい場合は、門柱のすぐそばに宅配ボックスを設置するか、門塀の壁付や埋込、機能門柱タイプを選ぶようにしましょう。

 

設置費用を補助してくれる自治体もある

不在中でも、荷物を受け取れて安全に保管できる宅配ボックスは、暮らしを快適にする住宅設備の一つ。最近では宅配ボックスの設置費用を補助する自治体も増えています。
あなたもぜひ、この機会に宅配ボックスを検討してみてはいかがでしょうか?

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