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2025年5月16日

新居にベランダは不要? メリット・デメリットから考えてみる

かつては、2階建て以上の戸建て住宅には必須の設備であったベランダやバルコニー。ところが近年は、天候や時間を気にせず洗濯物を干せるランドリールームや室内干しを利用する方も多く、ベランダやバルコニーを設置しない住宅が増えつつあります。

ベランダやバルコニーが「あり」と「なし」の場合のメリット・デメリットを比較して、ご自身のライフスタイルに合ったほうを選択しましょう。

ベランダやバルコニーが「あり」の場合

【メリット】

・室内干しより素早く洗濯物が乾く
・布団などの大きい物も干しやすい
・洗濯物干し以外の用途(BBQ、ガーデニングなど)にも使える

【デメリット】

・建築コストがかかる
・掃除やメンテナンスの手間とコストがかかる
・外干しの洗濯物から家族構成や生活時間を推測されやすい

ベランダやバルコニーを設置する場合の大きなメリットが、洗濯物干しの利便性です。天気のよい日なら日光と風で洗濯物がサッと乾きますし、布団やアウトドア用品といった大型のアイテムも手軽に干せます。

ベランダやバルコニーの広さによっては、テーブルやチェアを置いてBBQなどの飲食をする、ガーデニングをするなど趣味のスペースとして活用することも可能。夏場にビニールプールを設置して子どもを遊ばせたり、ペットの遊び場にしたりする家庭も多いです。

その一方で、ベランダやバルコニーを設置すると建築コストがかかり、居住後も掃除など維持管理の手間とコストがかかります。
また、洗濯物が外部の目に触れることで居住者の年齢や性別を推測されやすく、長時間干しっぱなしだと洗濯物の盗難リスクや、留守宅と判断されて空き巣に狙われるリスクも考えられます。

ベランダやバルコニーが「なし」の場合

【メリット】

・ベランダやバルコニーの建築コストが省ける
・掃除やメンテナンスの手間とコストが省ける
・外干しをしないため防犯やプライバシーの強化につながる

【デメリット】

・ランドリールームや室内干しスペースの確保が必要
・雨や日差しが直接1階の窓や玄関に当たってしまう
・気軽に出入りできる半屋外のスペースがない

ベランダやバルコニーを設置しない場合のメリットとして、工事費が削減できて、維持管理の手間とコストもかからないということが挙げられます。
ベランダやバルコニーは半屋外の空間なので、砂やホコリが吹き込んだり、落ち葉が排水口に詰まったりして、定期的な掃除やお手入れが欠かせません。ベランダやバルコニーを設置しないことで、これらの手間から解放されるのは魅力的といえるでしょう。
また、洗濯物を外干ししないので洗濯物から家族構成を推測される心配もなく、防犯面やプライバシーの面でも安心です。

一方デメリットして、屋内にランドリールームや室内干しスペースを設けなくてはならず、これらの建築コストやスペースの確保が必要になります。
また、雨よけや日よけの機能がなくなるため階下の窓や玄関に直接風雨や日差しが当たることや、2階のエアコンの室外機の置き場所を確保しにくいことにも注意しましょう。

我が家に合ったスタイルの住宅を検討する

今回は、新居にベランダやバルコニーが「あり」の場合と「なし」の場合のメリット・デメリットを比較しました。
洗濯物を乾かす方法や、屋外空間の活用方法はライフスタイルによって様々で、ベランダやバルコニーの必要度も異なります。上記のメリット・デメリットを参考に、ご家族のライフスタイルに合うのはどんな住宅か、検討してみてくださいね。

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